日記のなかの文学たち 

 

はじめに

 

この文章は20058月から20098月までの「日記抄」のなかから、

「文学」について書いたところを、作家別などでセレクトしたものです。

日付は省略しました。ちなみに「文学」には美術や映画などもはいります。

 

それにしても、あらためてセレクトしてみると、原稿仕事が終わった夜中、

お酒を少々飲みながらとか、週末や日曜日の休みの午後に炬燵に入ってとか、

冬の温泉などの旅先にとか、あるいは夏のプール・サイドでとかいった、

まったく「お休み」モードのときばかりですね。

 

これは荷風や谷崎とかを「真剣」に読んでいる人にとっては、

なん酒のつまみに読んでいるのかと怒られそうです。

でも僕にとっては、ここに登場する「文学」たちは、

お酒や午後の休息の気分をより高めてくれるものということで、とっても価値があるわけです。

 

そんな「文学」の読み方もあっていいのでは…。

 

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